昼過ぎには仕事が一段落したので、歯医者へ行き、本屋で雑誌を購入し、夕飯のおかずを買ってきて、シャワーを浴びて(湿度が高くて肌がベタつく毎日で、きょうは2回目のシャワー)、冷えた野菜ジュースなんぞ飲みながらの、めずらしく非常に健康的な(笑)早い時刻の更新であります(メシはこのあと)。
昼間は小鳥がさえずり、雲の切れ間から陽射しがのぞいたりして、もしかして梅雨明けか、という考えが頭をかすめたのだが、まだそんなはずはないよね。もう少し降らないと、ダムの水量も心配だしねぇ‥‥。
でも、夕方のローカルニュースでは、あしたは晴れると言ってた。そう、この日ばかりは、雨は降ってほしくない。だから、最高です。
なぜって?
明日開幕するのですよ。第91回全国高校野球選手権・沖縄大会!
つまり、南北海道と並んで全国で最も早く、夏の甲子園への県予選が始まるわけです。
朝9時、北谷公園野球場で開会式。その直後の開幕試合は、名護vs八重山。これ結構、興味深いカードです。
第2 試合は、読谷vs宮古。これも楽しみ。近ごろ、離島勢が複数校、非常に力をつけていて、これが県全体の高校野球を面白くしています。わたしはこの試合を、何回まで見られるか。。。
お隣の宜野湾市立野球場に移動して、14時半開始の八重山商工vs普天間を見なくてはならないのです。わたくしは、これを観なくてどうする、という立場なので、あしからず。その理由は、左サイドの長ーいプロフィールでもわかりますので、ご参考までによろしく、です。
それはさておき。
本日は Team47 press 第1号の校了日(記事が、ライター・編集者の手を離れて印刷工程に入る日)。タブロイド版新聞にしては、発行日のほぼ1週間前、という気の早さ!‥‥いやいや、これがギリギリの日程だよ、ということでしたら、関係者の皆さん、ごめんなさい。何はともあれ、わたしの担当記事(琉球ゴールデンキングス優勝特集と、興南野球部・我喜屋優監督のクローズアップ記事)の最終ゲラをチェックして、デザイン事務所へFAX。無事、終了したのである。皆さん、お疲れさま!
さて、すでにこのブログで小出しに宣伝をしてきているわけですが、Team47 pressとはそもそも何か。ご説明しておきましょう。
昨年秋、マッチメーカーという名の小さな(失礼!)広告代理店が立ち上げた、沖縄初のスポーツ・フリーマガジン(月刊雑誌スタイルのフリーペーパー)が、『Team47』。
しかしながら、5回発行したところで、予測以上の景気の悪化から休刊になってしまいました。創刊号以外の4回は、じつはわたしが編集長を務めました(主要記事のほとんども、すべてわたしが書いてます)。
この雑誌の狙いをかいつまんで短く言えば、「沖縄のあらゆるスポーツ、あらゆるアスリートをサポートし、沖縄ならではのスポーツ文化を、この沖縄の地から発信していこう」ということになります。それができるだけの環境が、間違いなく沖縄には整いつつある、という確信に基づいて出発したメディアでした。
そして、かなり手前味噌な話になってしまうけれど、事実なので、臆面もなく言いましょう。
この雑誌、斬新な企画が功を奏して、号を重ねるほどに、読者からの評価はうなぎ上りになっていったのです。
(見ていない、という方が多いのが、とても残念でした)
終わってしまった理由、ですか? 簡単です。フリーペーパーなのに広告が入らない。部数を増やせない。とんでもない不況下、あっという間に悪循環に陥ってしまったのです。
でも世間は捨てたものではありません。「沖縄にこういう雑誌がなかったのが不思議。こんな素晴らしい試みを、素晴らしいメディアを、あっさりやめてしまっていいのか」というありがたい声が、業界関係者や、スポーツ関係者のみならず、スポーツ好きの一般読者からも多く寄せられました。
そうした世論を受けつつ、助け舟を出してくれたのが、琉球新報社の某氏でした。
「発行形態を変えれば、うちで存続できる可能性がある」というニュアンスの提案が、フリーマガジンTeam47発行人であった社長に対して、投げかけられたようなのです(わたしはあくまで「雇われ編集長兼チーフライター」でしたから、営業面や、そういう交渉事にはノータッチでした)。
沖縄ではこの3月、2紙(琉球新報と沖縄タイムス)がそろって夕刊を廃止したぐらいですから、このところの景気悪化は推して知るべし、という状況です。新聞社が新しい企画に慎重になるのも当然でしょうが、しかし、その人は、われわれの仕事ぶりをよく見た上で、「可能性にかけてみたい」と言ってくれたのでした。
そこでわたしにも正式に打診がありました。新たな媒体のスタートに際して、これこれこういう厳しい条件になるけれども、参加してもらえるか、という打診。。。うーむ、たしかに厳しい条件ではあったけれども、‥‥わたしは了承しました。なぜなら‥‥。
(この項つづく)