74年後の8月6日、普天間基地と向き合いてつぶやく。

watanatsu

2019年08月07日 20:35

2019.8.6.
【慰霊、怒り、誓い】

本日8月6日の朝8時台。
すなわち、74年前、米軍によってヒロシマに原爆が投下された時刻。
自分でも不思議なのだが、なぜか嘉数高台公園の展望台に上がり、普天間基地と向き合い、カメラのシャッターを切っていた。


普天間配備の22機のオスプレイのうち、駐機が目視できたのは、8機のみ。強襲揚陸艦に載っかってホルムズ海峡へ出張中との説が有力である。(※その後寄せられた情報では、現在東南アジア海域にも海兵隊の強襲揚陸艦はいるから、普天間のオスプレイはそれに載っかっている可能性も大とのこと。8月7日追記)

いずれにせよ、米軍が戦争のどさくさに紛れ、沖縄の民間人が避難したり収容所に入れられている間に奪い取った(ハーグ陸戦条約違反!)この土地を、戦後すみやかに無条件返還して当たり前であるのに、あろうことか、その土地を返してほしかったら、新しい土地をよこせ、という。
他の場所が思いつかないから、多様な生命の息づくあの辺野古の海を潰して滑走路を造るのだという。
盗っ人猛々しいとはこのことだ。政治の堕落だ。

そういう意味の正論を日米政府に、特に安倍政権に対して怒りをこめて突きつけたのは、じつは、1年前の8月8日に亡くなった前知事、翁長雄志さんだった。

いまも安倍政権は、建設不可能なデタラメな計画のまま、埋め立て可能な浅瀬だけには土砂をぶち込んで、利権配分だけは進めておけ!とばかりに、強硬な姿勢崩さず号令をかけ、恥知らずな違法脱法行為を繰り返し、工事をゴリ押ししている。

何年も前に尊敬するウチナーンチュから教わった言葉を、わたしはしばしば反芻する。
「沖縄戦の慰霊とは、基地をなくすこと」

合掌


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