情報共有の大切さについて・その4

watanatsu

2010年05月26日 05:50

おはようございます。

泡瀬干潟を守る連絡会Blog→http://saveawasehigata.ti-da.net/e2851261.htmlに、琉球新報(共同配信)の注目記事の紹介がありました。
http://www.awase.net/maekawa/mobahozen.htm

普天間基地の「辺野古移設案」が「実現不可能」である理由の一つが、ここにも示されています。辺野古の「藻場」(ジュゴンの餌場)は、日本政府の方針として、全力をあげて守らねばならない場所、ということになるわけです。基地建設計画など許されない場所なのです。



ところで、一昨日(5月24日)、「報道ステーション」(テレビ朝日系)をたまたま眺めていたら、アメリカのシンクタンク「外交問題評議会」上級研究員のシーラ・スミス女史へのインタビューが放送されていました。彼女は、民主党・オバマ政権の外交ブレーンです。

そのインタビューのなかで、「名護市民は普天間基地の代替施設建設を望んでいない。だから辺野古移設案は失敗だ。米国は県外移設も含めて検討すべきだ」という意味のことを述べています。「北東アジアの緊張状態があるからといって、辺野古に基地を造っていいということにはならない」という意味のことも、きっちり語っています。

貴重な発言だけれど、録画はできていませんでした。

しかし朗報。その報道ステーションでのインタビュー動画を、SHINAKOSAN IS OKINAWANのブログに発見しました。
http://shinakosan.ti-da.net/e3062699.html

Webオンチのわたしにとっては、いとも簡単に動画を扱えるブロガーさんは、大変ありがたい存在です。報道ステーションを見ていない方は、ぜひ上記アドレスへ。

※追伸:いつも参考にしている「辺野古浜通信」ブログでは、シーラ・スミス女史関係の記事も、丁寧に列挙してくれています。さすがです。こちらもぜひご覧ください。
http://henoko.ti-da.net/e2889740.html


日本の官僚たちは、米国を怒らせたら大変だから、さっさと辺野古に造ればいい、というとんでもない発想をしているわけですが、米国のなかにもいろんな考え方があるのです。決してわからず屋の強硬派ばかりではありません。

つまり、普天間基地の「国外・県外移設」への道は、当然まだまだ開かれているわけです。

その可能性を無視している外務・防衛官僚や関係閣僚たちは、即刻クビにしてほしいところですが、長島昭久・防衛大臣政務官のような、もっぱら「アメリカの利益の代弁者」たらんとし、「辺野古案」を積極的に推進しようとする政治家も論外です。ほんとにこの人、鳩山政権の「がん細胞」であると申せましょう。

いえ、辺野古に新たな基地を建設すること(負担軽減どころか、沖縄に基地を増やすこと!!)は、わが高校同期生・佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)流に述べれば、「県民・市民の敵意に囲まれた基地」を造ることにほかならず、アメリカの利益にさえならない、というべきなのです。

ああ、こんな明白な事実を、いまさら書かねばならんとは、、、、。これも「沖縄の民意」を裏切った鳩山さんのせいなのですが、しかし一方では(何度も言うことですが)、こういうことを書きやすくなったのも、鳩山さんのおかげではあるのです。

旧政権時代と比べれば、「普天間問題」あるいは「辺野古の海や大浦湾の生物多様性の豊かさ」に関する基礎知識が、国民の間に、少しずつでも共有されつつあると思うからです。

いずれにしても沖縄の民意を無視した「辺野古案」の日米合意など、ちゃんちゃらおかしいわけですから、おいらも、じぇったい、めげませんぞ。これからますます、全国民的議論へと広げていかなければならない大切な問題なのですから。

一人ひとりの力は小さくても、その力が結集すれば、国の意思決定を変えさせることはできます。皆さん、これからも頑張りましょうね。

最近また、当ブログへのメッセージも増えて、ありがたい限りです。
小学校3年生ぐらいのときの同級生・F君、ありがとうございます。40年以上ぶりの便りにビックリしたけど、嬉しかったなぁ。改めて返信メール出しますね。

本日も、良き一日になりますように。

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