2010年04月19日
普天間基地移設問題・41。川内博史衆議院議員の重要発言。
1週間近く前のインタビュー記事ではあるけれども、沖縄等米軍基地問題議員懇談会の会長で、民主党鹿児島県連代表を務める川内博史衆議院議員の言葉が、南日本新聞のサイトに掲載されていたので、ご紹介したい。
南日本新聞・オフィシャルサイト
2010年4月13日10時47分更新記事
↓↓↓
普天間移設徳之島案「手続き間違っている」民主鹿児島県連・川内代表
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=23299
(以下、引用文。写真も同サイトより引用)
* * *
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として有力視される徳之島。依然政府から正式な説明がなく、地元が警戒感を強める中、民主党鹿児島県連はどのような姿勢で問題に臨むのか。県連代表で、与党・超党派の国会議員でつくる沖縄等米軍基地問題議員懇談会では会長も務める川内博史衆院議員(鹿児島1区)に、政府の対応などについて聞いた。
-徳之島案をどう考えるか。
「軍事的評価、実現の可能性を差し置いても今日まで(政府から)県連だけでなく首長や議会、自治体などに正式な情報提供がない。マスコミ報道だけだ。情報を共有しておらず、物事の進め方として絶対無理だ。論理的にあり得ない。沖縄の負担を分かち合おうという気持ちはあるが、賛否以前の問題。手続きが間違っている」
(詳細はPC版または13日付南日本新聞紙面で)
「徳之島案といっても海兵隊が何人駐留するか、どんな施設が必要かなど全く分かっていないのではないか。日米関係、国の安全保障は大変重要。だからこそ、もしかしたら基地を移設されるかもしれない地域住民と(政府が)、きちんと情報共有するという議論の出発点こそ大事だ」
-川内氏は鳩山由紀夫首相に近いが、何も聞いていないのか。
「全然聞いていない。首相には手続きが間違っていると申し上げている。わたしは与党・超党派の沖縄等米軍基地問題議員懇談会長として調査研究した成果を鳩山首相に報告し意見交換。『自民党政権での日米合意を引き継ぎ、普天間飛行場の代替地探しに、まるで不動産探しのように血道を上げるのはおかしい』と言ってきた」
「米国の中期国防計画など公式文書を分析すれば、在沖縄海兵隊戦闘部隊がグアムへ行き、基地施設部隊のみ沖縄に残る。主な訓練はグアムで行うという。わたしは沖縄や岩国(山口県)の米海兵隊幹部、宜野湾市長、名護市長と会うなどして得た情報を首相に伝えている。最終的に判断するのは首相だ。真の腹案はグアム移転案だと思う」
-徳之島で住民の意見を聴き、説明する気はないか。
「行けば移設前提になる。現地に行くのはやぶさかではないが、現状では地元で心配している住民の気持ちを体現して官邸に訴え、徳之島案を白紙に戻す方法をとりたい」
-今夏の参院選鹿児島選挙区への影響は。
「何一つ正確な情報がない中で徳之島、奄美群島の人々が実態のないものに振り回されており、影響を大変憂慮している」
* * *
(引用終了)
何という特集番組だったか失念してしまったが(ここ数ヵ月以内の話であることは間違いないが)、川内議員が「普天間問題」についてずいぶん前から関心を寄せ、沖縄県民の声を聞くために何度も沖縄入りしている人だということを、NHKテレビでわたしは知った。そのときの感想が、今あらためて蘇ってきた。
わたしの記憶が正しければ、ある時期、鳩山由紀夫氏も一緒に沖縄に通っていたという事実を番組では紹介しており、川内氏は番組のなかで「鳩山総理は、沖縄県民の負担軽減をはかるという点で、その考えに一切ブレはないと思います」という意味のことを述べていた。
わたしは思った。
……こういう人こそ、もっと盛んに鳩山首相に進言すべきであり、鳩山首相も他のどうしようもないブレーンの進言などに惑わされないでほしい。
川内氏は、この超党派の議員懇談会の活動を官邸に遠慮などせず、どんどん活発化させてほしい……。
上記の南日本新聞の記事を発見して、あのときの感想をブログ上に書きたくなった次第。
これからも注目しよう。川内さん、頑張れ、である。
そして、沖縄のメディアを含めて、地方のメディアには、これからも頑張ってほしいと思う。
だって、東京の大手メディアのほとんどは、相変わらず、ワシントン特派員が送ってくる、「鳩山政権の対応にアメリカが不信感を抱いている」といった、役にも立たない情報を垂れ流している。要するに、駄目なメディアだらけなのだから。
南日本新聞の川内議員インタビューは、ごく当たり前の良き記事であったと強調したい。
本日も良き一日になりますように。
あ、雨が降り出しそうだ。その前に、ワンちゃん2匹とウォーキングしてこよう。
南日本新聞・オフィシャルサイト
2010年4月13日10時47分更新記事
↓↓↓
普天間移設徳之島案「手続き間違っている」民主鹿児島県連・川内代表
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=23299
(以下、引用文。写真も同サイトより引用)
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-徳之島案をどう考えるか。
「軍事的評価、実現の可能性を差し置いても今日まで(政府から)県連だけでなく首長や議会、自治体などに正式な情報提供がない。マスコミ報道だけだ。情報を共有しておらず、物事の進め方として絶対無理だ。論理的にあり得ない。沖縄の負担を分かち合おうという気持ちはあるが、賛否以前の問題。手続きが間違っている」
(詳細はPC版または13日付南日本新聞紙面で)
「徳之島案といっても海兵隊が何人駐留するか、どんな施設が必要かなど全く分かっていないのではないか。日米関係、国の安全保障は大変重要。だからこそ、もしかしたら基地を移設されるかもしれない地域住民と(政府が)、きちんと情報共有するという議論の出発点こそ大事だ」
-川内氏は鳩山由紀夫首相に近いが、何も聞いていないのか。
「全然聞いていない。首相には手続きが間違っていると申し上げている。わたしは与党・超党派の沖縄等米軍基地問題議員懇談会長として調査研究した成果を鳩山首相に報告し意見交換。『自民党政権での日米合意を引き継ぎ、普天間飛行場の代替地探しに、まるで不動産探しのように血道を上げるのはおかしい』と言ってきた」
「米国の中期国防計画など公式文書を分析すれば、在沖縄海兵隊戦闘部隊がグアムへ行き、基地施設部隊のみ沖縄に残る。主な訓練はグアムで行うという。わたしは沖縄や岩国(山口県)の米海兵隊幹部、宜野湾市長、名護市長と会うなどして得た情報を首相に伝えている。最終的に判断するのは首相だ。真の腹案はグアム移転案だと思う」
-徳之島で住民の意見を聴き、説明する気はないか。
「行けば移設前提になる。現地に行くのはやぶさかではないが、現状では地元で心配している住民の気持ちを体現して官邸に訴え、徳之島案を白紙に戻す方法をとりたい」
-今夏の参院選鹿児島選挙区への影響は。
「何一つ正確な情報がない中で徳之島、奄美群島の人々が実態のないものに振り回されており、影響を大変憂慮している」
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(引用終了)
何という特集番組だったか失念してしまったが(ここ数ヵ月以内の話であることは間違いないが)、川内議員が「普天間問題」についてずいぶん前から関心を寄せ、沖縄県民の声を聞くために何度も沖縄入りしている人だということを、NHKテレビでわたしは知った。そのときの感想が、今あらためて蘇ってきた。
わたしの記憶が正しければ、ある時期、鳩山由紀夫氏も一緒に沖縄に通っていたという事実を番組では紹介しており、川内氏は番組のなかで「鳩山総理は、沖縄県民の負担軽減をはかるという点で、その考えに一切ブレはないと思います」という意味のことを述べていた。
わたしは思った。
……こういう人こそ、もっと盛んに鳩山首相に進言すべきであり、鳩山首相も他のどうしようもないブレーンの進言などに惑わされないでほしい。
川内氏は、この超党派の議員懇談会の活動を官邸に遠慮などせず、どんどん活発化させてほしい……。
上記の南日本新聞の記事を発見して、あのときの感想をブログ上に書きたくなった次第。
これからも注目しよう。川内さん、頑張れ、である。
そして、沖縄のメディアを含めて、地方のメディアには、これからも頑張ってほしいと思う。
だって、東京の大手メディアのほとんどは、相変わらず、ワシントン特派員が送ってくる、「鳩山政権の対応にアメリカが不信感を抱いている」といった、役にも立たない情報を垂れ流している。要するに、駄目なメディアだらけなのだから。
南日本新聞の川内議員インタビューは、ごく当たり前の良き記事であったと強調したい。
本日も良き一日になりますように。
あ、雨が降り出しそうだ。その前に、ワンちゃん2匹とウォーキングしてこよう。
Posted by watanatsu at 08:21
│時事問題