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2011年04月20日

「やんばる東村高江の現状」にも、わが心は繋がっている、宣言!!



「やんばる東村 高江の現状」というブログがある。
http://takae.ti-da.net/

個人的には読者だが、当ブログでご紹介することはなかった。
しかし、心境の変化が起こった。

間違いなく福島原発の大事故の影響である。

わたしは署名原稿と匿名原稿とを問わず、いつでもどこでも書いてきた。

普天間問題や沖縄の米軍基地問題に関しての、ウチナー(沖縄)とヤマト(日本本土)における意識の差は、「温度差」などという生やさしい言葉では済まされぬほどに、深く大きい。

そんななかで引き起こされた「3.11」福島原発事故。

政府や電力会社が垂れ流してきた「安全神話」によって、己の神経が麻痺させられてしまっていた。そのことを反省した。これは天災などではない。人間が犯した過ちの結果だ。

本土の人間は、ちっとも沖縄の基地について考えてくれようとしない、沖縄へ押し付けて平然としている、と怒りを禁じえずにいた。

しかし今、東日本大震災被災者、福島原発事故被災者の皆さんは、同様の思いをわたしたちに向けていないだろうか。あるいは、全国の原発の隣で暮らしている人たちは、今、全国民に対して何を訴えたがっているだろうか。

「脱原発=脱基地」。

わたしはその意識を、今あらためて強く持ちたいと思う。全国各地の現状へ想像力を働かせつつ、やはり「沖縄の現状」は訴え続けていきたい。

そして、足元を見つめ直してみた。

わたしは多くの沖縄県民と同じように、普天間問題には大いなる関心を寄せているし、辺野古周辺への新基地建設など絶対許さない、という意思表明も明確にしてきた。14年前に取材で知り合った名護東海岸に住む人たちとの交流も、おかげさまでなんとか続けさせていただいている。

しかし同じ沖縄の、東村の高江という、豊かな森に囲まれ本来は静寂に包まれていたはずの集落で起きている「米軍ヘリパッド建設阻止」のための住民運動については、どうだろう。

関心を寄せつつも、その活動を応援する気持ちを抱きつつも、距離を置いていたと認めざるを得ない。

わが日本政府=防衛省沖縄防衛局の暴挙の数々に憤りを覚えつつも、白状すれば、未だに一度も高江を訪ねることさえできていないのだ。

これからは、ほんの少しずつでも、関わりを持ちたい。
そうしみじみ考えるようになった。
わたしはいわゆる「活動家」でも「市民運動家」でもない。だから、動くことのできる時間は限られている。しかし、ささやかながら、「高江にも繋がっているんだ」という自己認識を、当ブログで表すことには意味がある、と考えた。


よって、ここで、勝手に告知シリーズ、である。

今週土曜の学習会のお知らせ。

以下、「やんばる東村 高江の現状」ブログ→http://takae.ti-da.net/e3525933.htmlからの引用紹介。


               *

「やんばるの環境・人権・平和を考える~知っておきたい高江の今~」

日時:平成23年4月23日(土)
午後2時から(午後4時終了予定)

場所:東村立山と水の生活博物館(研修室A)
   入場無料

沖縄県国頭郡東村字川田61-1 TEL/FAX 0980-51-2828

※ 名護方面から~県道70号線を北上、川田橋を越えて「福地屋」前を左折し1.5km。


内容:1)高江DVD上映
   2)「生物の宝庫・やんばるの森と高江のヘリパッド建設」
    講師:伊波義安先生(奥間川流域保護基金代表)
   3)「裁判の経過とスラップ訴訟について」
    講師:喜多自然先生(弁護士)
   4)質疑応答・意見交換など
   
 日本政府・沖縄防衛局は東村高江へのヘリパッド建設を進め、多くのイタジイ林を切り出して、砂利を敷き詰め進入路の整備などを行っています。貴重な生態系を保有するやんばるの自然が今まさに脅かされています。また、ヘリパッドの建設に反対し、自然や生活環境を守ろうとする住民に対し、国は「通行妨害禁止」の訴訟を起こして、住民たちの生活、人権までもを脅かしています。この豊かなやんばるの森に米軍のヘリパッドが新たに6か所も本当に必要なのでしょうか?、ノグチゲラやヤンバルクイナ、自然環境に与える影響は?SLAPP裁判て何?今一度ヘリパッド建設問題について考え、学習してみませんか?皆さま多くの参加をお待ちしております。

          「高江ヘリパッドいらない」住民の会

沖縄県国頭郡東村字高江85-12 TEL/FAX0980-51-2688


(引用終了)

よい学習の機会だと思う。
わたしも、なんとか時間をやりくりして、参加したい。
そのためには、目の前の仕事も頑張らねば!!

皆さんも、ぜひ「やんばる東村 高江の現状」を知ってください。
まずはブログを訪問されることをお勧めします。

高江ヘリパッド問題に関する報道、論考などはネットで検索すると、たくさんヒットするはずです。
沖縄タイムス、琉球新報の過去記事チェックも両紙公式ホームページで、ぜひ!!


「脱原発=脱基地」。


ゆたしくうにげーさびら。




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Posted by watanatsu at 09:52 │時事問題