てぃーだブログ › 渡瀬夏彦の「沖縄 チムワサワサ~ 日記」 › ブログ論 › ブログの効用。ちょっといい話。

2009年06月25日

ブログの効用。ちょっといい話。

 日付かわって、明け方の更新になってしまった。「絶対毎日更新するぞー」と宣誓していたわけではないけれど、一ヶ月足らずで、連日更新の記録は途絶えた(涙)。
 でもいいよね、一日二回更新するときもあるわけだし、何日も更新できない日だってきっと訪れるだろうし、あまり考えすぎず、「よんな~よんな~」でやっていきましょうねー。

 いやぁ考えてみれば、ブログ始めてから一ヶ月近くも、毎日更新してきたこと自体、奇跡的。わたしのズボラな性格知ってる人たちは、さぞ驚いていることでしょう(笑)。

 じつは、ブログをやってみて、本当によかったと思っているのです。生活に良きリズムが出てきました。それに、かなり気楽にサクサクと(原稿料の発生しない記事なので!)、スピードに乗って書けてしまうということも、日頃原稿を前にして煮詰まる傾向のつよいわたしにとっては、かなり良き習慣かもしれないと、気づきはじめてます。

                        *

 昨夜は、単行本の原稿と格闘しているうちに睡魔に襲われ、沈没。‥‥目覚めたのが深夜1時半ごろだった(K社Aさん、なんとか頑張ってますです、はい、この調子なら夏真っ盛りの脱稿、大丈夫だと思います、きっと、たぶん、おそらく‥‥)。
 眠気覚ましにテレビをつけたら、テニス・ウィンブルドン中継。13年ぶりに(主催者推薦で)出場したクルム伊達公子(惜しくも初戦敗退だったが、がんばったよね)の録画放送かと思ったら、杉山愛だった。堂々たる戦いぶりで3回戦進出を決めていた。偉大な先輩・伊達公子の背中を追いかけていた愛ちゃんも、いまやべテランそのもの。
 試合後、放送席に招かれてのインタビューでも、「貫禄オーラ」を放っていた。こういう一流の「戦う女」の、戦いを離れてふと見せるやさしい笑顔に、おいら、すこぶる弱い。メロメロである。

 で、ノートを整理したり、東京の某編集者からの葉書へのお礼メール(葉書での返信でなくてすみません)を送ったりして、今は、わがまなこ、スッキリ。いざ、再び自分の戦い(原稿書き)へ! ‥‥のその前に、ふと、ここ数日の出来事を振り返りたくなった。

                        *

 6月20日、高校野球沖縄大会の開幕日、充実した一日の締めくくりは、数年ぶりに行く「一合瓶ライブ」だった。
 よかった。楽しかった。
 新良幸人withサンデー、ローリー・クック、やちむん。この三組の変わらぬ音楽(進歩していないという意味ではありません、念のため)に、じつに懐かしい気分にさせられた。しかし幸人とローリーのお腹が突き出たことと、やちむん奈須重樹の白髪が増えたことは否めない事実としても、太鼓のサンデーこと仲宗根哲は変わらないねぇ。10数年間、同じ風貌。錯覚か? いや、若いときから、きっと老け顔だったのである。
 いずれにしても、行きたくて行けなかった同窓会へ数年ぶりに出席した、という気分。
 幸人の声も、三線も、聴けば一瞬にして、タイムスリップ。あいかわらず、伸びやかな歌声に、スイングするような三線のつまびき。
 ただ懐かしいだけでなく、新しいゲストを知ることができたのも収穫。
 ヒートウェイブというバンドをやってる山口洋という人、失礼ながらわたしは全然知らなかった。なんでも、新良幸人が宮城県のライブか何かで一緒になった博多のオッサン(といっても、わたしより4歳若い)だが、二人は会った瞬間、「恋に落ちた」(笑)のであるらしい。
 で、この山口さん、ほどよい大人のラディカルさ(ラディカルという言葉には、「過激な」のほかに「根源的な」という意味もあります)というべきものを持っていて、わたしはファンになってしまった。近々、バンドメンバーとともに沖縄でライブをやることも決まったというから、楽しみである。

 ところで「一合瓶」、来年は第20回を迎える記念ライブ。ローリーが言ってくれたように、野外ライブもいいと思う。少なくとも、どこかライブ飲み屋的な所でやってもらえませんか。映画館の椅子に座って聴かねばならないという雰囲気からは、しばし脱したい。これ、複数のファンからの切なる要望であります。

 今までなら手帳のメモ欄に一行で済ませていたところを、こうして感想を少し書き留めておく(読む人には、わたしの近況・心境も伝わる)。これも間違いなく、「ブログの効用」である。


 話題変わって、6月23日の慰霊の日。最近のわたしは、気になるブログをいろいろチェックする習慣がついていて(そのせいで睡眠時間が削られているはずだけれども、仕方ないと思っている)、この日も、あるブログで得た情報に、感謝することになった。

 琉球キングスのブースター(「後押しする人」の意)・ブロガーとして知られているハンドルネーム「さばに」さんのブログhttp://kings.ti-da.net/を訪ねると、23日付の記事で、ジュン安永こと安永淳一さん(琉球キングス取締役)が講師を務める予定の桜坂市民大学講座(桜坂劇場主催)について紹介していて、人気があるので申し込みたい人は急いだほうがよさそうだ、と教えてくれているではないか。

 もちろん、わたしはジュンさん自身のブログで、7月からその講座が始まることは知っていたのだが、直前に申し込めば大丈夫だと思っていた。それにしても、定員15名とは知らなかった。目にしたかもしれないが、意識していなかった。

 あわてて、桜坂劇場の窓口へ行きましたよ。なにしろ徒歩移動圏内ですから。

 だがしかし、受付のニーニーから、すでにキャンセル待ち状態と告げられ、がっかり。たとえば取材者として頼み込めば、1、2回ぐらいはお邪魔できるかもしれない、という考えも頭をかすめる。職権濫用というやつである。でも講座は10回もある。わたしは、せっかくの機会だから、すべて受講生として聞きたいと思っていたのだ。のんびり構えていたわが身を恨んだ。

 すると受付のニーニーは、じっと申し込み受付の一覧表を見直して、「あ、でもキャンセル待ちの一番目ですね」と慰めてくれる。「人気があるので、定員を増やすことも検討していますので」とますます気をもたせる。その可能性がどれぐらいあるのか、ますます聞きたくなる。当然、食い下がってみる。と、ニーニーはカウンターの中の上司らしき人に、相談。
 よく見ると相談受けている人物は、おーっと、旧知の劇場プロデューサー・Nさんではないか。このところわたしがかなり世話になったり、一方的に甘えさせてもらってきた人で、つい先日の「一合瓶ライブ」のチケットも、Nさんの携帯に直接電話して、予約したぐらいである。

 で、どんな結論に至ったかというと、その場でNさんは「狭い教室を押さえていたという話ですから、少し広い部屋を確保すればいいので、大丈夫だと思います」と言ってくれたわけなのだ。キャンセル待ち1号のわたしとしては、これで一安心なのだった。もう少しのんびりしていたら、増員後の締切にも間に合っていなかったことだろう。思わず、「さばに」さんのブログにお礼のコメントを書き込んだことは言うまでもない。ブログの効用を、改めて味わったわけである。

 安永淳一さんは、NBAのニュージャージー・ネッツで、チーム運営の現場責任者を務めていた人。ネッツの職員としての12年間の実績がありながら、琉球ゴールデンキングスの球団発足時には、迷わず沖縄へやってきた人(そう、沖縄には、人を引き寄せる磁場のようなものがあるのです!)。キングスの成功の陰に彼の力があることを、多くの人が認めている。その人が何を教えてくれるのか、当然興味は尽きないのである。

 きょうも蒸し暑い一日になりそうですが、さて、がんばりますか。
 皆さんの一日も、きっと良き出来事で満たされますように。



同じカテゴリー(ブログ論)の記事

Posted by watanatsu at 06:10 │ブログ論
この記事へのコメント
こんにちは。
ジュン安永さんの講座申し込み現場で、そんないきさつがあったとは・・・キャンセル待ち第1号の渡瀬さんが受講できるよう、定員が最低あと1名は広がることをお祈りしています。
タルケンさんのブログもTOP記事が桜坂劇場ですし(6/25 15時現在)、久しぶりに桜坂劇場のカフェへ行きたくなってきました。これもきっと“ブログの効用”ですね。
Posted by さばにさばに at 2009年06月25日 15:38
さばにさん

わざわざのコメントありがとうございます。
はい、もう完全に、受講できるものと信じこんでいます。

まだお目にかかったことはありませんが、
もし講座の席でお会いできることになれば、
今後、折にふれて、バスケットのこと、ブースターの思い、
いろいろ教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
これも「ブログの効用」の一環、ということで(笑)。
Posted by natsuhiko watasenatsuhiko watase at 2009年06月25日 20:34