2010年06月20日
父の日、雑感。
きょうは全国的に父の日であるらしかった。
わが父は体のあちこちにガタがきていると言いつつも、おかげさまで80歳を超えてまだまだ元気である。
常識的には、何か気の利いたプレゼントでもすべきなのだろうが、母の日同様、何もできずじまいだった。
そんなわたしを哀れんでか、父のほうがビフテキをおごってくれるというので、ご馳走になった。久々にうまい肉を食させてもらった。ありがたや。
そのお返しと言ってはなんだが、わたしはちょっとした「近況報告」をした。
相当にいい歳をして未だに経済の建て直しのままならぬ息子であり、あまりに心配かけ通しで申し訳なく、最近ほんの少し明るい兆しが見えていることを報告したかったのである。
当方あいかわらず不器用かつ怠け者で貧乏のどん底なのではあるが、仕事に対する意欲だけは、以前よりも増しつつある。そうして、このところ幸いにも、そんなわたしにチャンスを与えてくれようとする編集者・識者の温情に大いに救われている。迷いに迷っていた懸案の単行本の方針もようやく固まったこと(何度目かの方針転換だが、これは避けて通れぬ必然だったと思えるようになったこと)、だからいよいよ、ゴールが見えたと感じられること。そんな話をさせてもらった。
たまたまきょうは、幾人かの仕事上のキーパーソンに電話をかけた日でもあった。
昨日の高校野球選手権・沖縄大会の開幕日に、なんとか9回裏サヨナラ勝ち(5対4で具志川高校に勝利)を収めた八重山商工野球部の伊志嶺吉盛監督。逆に、余裕の5回コールド勝ち(10対0で宮古総実高校に勝利)で2回戦に駒を進めた興南高校野球部・我喜屋優監督。それから講談社のAさん。琉球新報・八重山支局長のFさん。
Fさんには、「落ち穂」コラムの連載終了に当たって、温かいお言葉まで頂戴した。感謝である。
常日頃わたしが仕事上で大変世話になったり、ご協力を仰いだり相談に乗っていただいている人たちだが、きょうも皆さん、親身に相談に乗って下さり、励まして下さり、わたしのわがままな申し出に理解を示してくださった。本当にありがたい限りであった。
あしたは文藝春秋「N」誌のMさんやUさんにも相談に乗ってもらわねば。
さて喫緊の課題は、まったく別のある原稿を急ぎ仕上げて、それから沖縄へ帰る準備をすることだ。
それにしても、わたしの周りにいるのは、自分の持ち場で一所懸命生きて刺激を与えてくれる凄い人たちばっかりだ。ああ、ありがたや。
ともかくおいらには、もうちょっと頑張りが必要である。
無闇な努力ではなく、的を絞った仕事の仕方、戦略が必要だ。
今改めて、十八歳の少年のごとき志を抱く、五十路のドラ息子。
早い話が、体力は衰えているくせに、気だけは若い(幼い?)オッサンである。
今から頑張って、死ぬまでにあと何冊本が書けるかな、と、じつは真剣に考えてみた今宵なのである。
では皆さん、とくに長引く不況で苦境にあるやもしれぬご同輩、明日は良き一日になりますように。
追伸:
世のさまざまなジャンルのアスリートたちの話題が、ワールドカップサッカーの陰に隠れがちの昨今です。
ちょいと前に、NBAのファイナルをテレビ観戦しましたが、レイカーズのコービーは、やっぱり凄いですね。2勝3敗でセルテイックスに王手をかけられてから、4勝3敗へとひっくり返した見事さも、彼の力なくしては語れないものでした。スーパーゴールの数々も素晴らしかったけれど、献身的なまでの果敢なディフェンスがいかに大切か、素人目にもよーく理解できる活躍をしてくれました。
で、このところ、わが琉球ゴールデンキングスの広報担当Tさんが、まめにメールを送ってくださったていたのに、なかなかすみやかな反応ができなかったことを、思い出しました。Tさん、いつもありがとうございます。
金城茂之、与那嶺翼、山城吉超、菅原洋介の4選手を、新規参入球団からドラフトで優先指名されないように、プロテクト確保したこと。小淵雅選手を宿敵・大阪エヴェッサが指名したこと。怪我の治療・リハビリ中の澤岻安史選手が中学生に講義をしたり、あるいは、あのジュンさんこと安永淳一取締役が、高校生や専門学校生を相手に講演すること。気になる情報満載でした。
とくに日頃から地域貢献活動に意識的に取り組んでおられるジュンさんの講演は、わたしが沖縄にいれば、ぜひ駆けつけて聴講・取材させてもらいたかったですね。またの機会によろしくお願いいたします。
ところで、わたしが特別深い感慨を覚えたのは、青木勇人(あおき・たけと)選手の移籍発表でした。
来季は、古巣の大分ヒートデビルズと選手兼アシスタントコーチとして契約するとのこと。
心から祝福したいと思いました。
人生経験豊富な36歳の青木選手ですが、チャレンジ精神も若い人に負けないぐらい強く持ち合わせている人です。
いわずと知れた08-09シーズン優勝の立役者の一人ですから、チームから離れてしまうことには、寂しさも覚えます。あの年、フリーマガジン「Team47」の編集長兼ライターとして取材させてもらったわたしとしては、味のある話を聞かせてくれた良き思い出も、胸のうちにたっぷりあります。この場を借りて、改めて、感謝申し上げます。
ありがとうございました。お疲れさまでした。
しかし、それより何より、新たな場所で思う存分能力を発揮されることを祝いたい、という気持ちのほうが強いですね。来シーズンも、お目にかかれることを楽しみにしています。
ではでは。
わが父は体のあちこちにガタがきていると言いつつも、おかげさまで80歳を超えてまだまだ元気である。
常識的には、何か気の利いたプレゼントでもすべきなのだろうが、母の日同様、何もできずじまいだった。
そんなわたしを哀れんでか、父のほうがビフテキをおごってくれるというので、ご馳走になった。久々にうまい肉を食させてもらった。ありがたや。
そのお返しと言ってはなんだが、わたしはちょっとした「近況報告」をした。
相当にいい歳をして未だに経済の建て直しのままならぬ息子であり、あまりに心配かけ通しで申し訳なく、最近ほんの少し明るい兆しが見えていることを報告したかったのである。
当方あいかわらず不器用かつ怠け者で貧乏のどん底なのではあるが、仕事に対する意欲だけは、以前よりも増しつつある。そうして、このところ幸いにも、そんなわたしにチャンスを与えてくれようとする編集者・識者の温情に大いに救われている。迷いに迷っていた懸案の単行本の方針もようやく固まったこと(何度目かの方針転換だが、これは避けて通れぬ必然だったと思えるようになったこと)、だからいよいよ、ゴールが見えたと感じられること。そんな話をさせてもらった。
たまたまきょうは、幾人かの仕事上のキーパーソンに電話をかけた日でもあった。
昨日の高校野球選手権・沖縄大会の開幕日に、なんとか9回裏サヨナラ勝ち(5対4で具志川高校に勝利)を収めた八重山商工野球部の伊志嶺吉盛監督。逆に、余裕の5回コールド勝ち(10対0で宮古総実高校に勝利)で2回戦に駒を進めた興南高校野球部・我喜屋優監督。それから講談社のAさん。琉球新報・八重山支局長のFさん。
Fさんには、「落ち穂」コラムの連載終了に当たって、温かいお言葉まで頂戴した。感謝である。
常日頃わたしが仕事上で大変世話になったり、ご協力を仰いだり相談に乗っていただいている人たちだが、きょうも皆さん、親身に相談に乗って下さり、励まして下さり、わたしのわがままな申し出に理解を示してくださった。本当にありがたい限りであった。
あしたは文藝春秋「N」誌のMさんやUさんにも相談に乗ってもらわねば。
さて喫緊の課題は、まったく別のある原稿を急ぎ仕上げて、それから沖縄へ帰る準備をすることだ。
それにしても、わたしの周りにいるのは、自分の持ち場で一所懸命生きて刺激を与えてくれる凄い人たちばっかりだ。ああ、ありがたや。
ともかくおいらには、もうちょっと頑張りが必要である。
無闇な努力ではなく、的を絞った仕事の仕方、戦略が必要だ。
今改めて、十八歳の少年のごとき志を抱く、五十路のドラ息子。
早い話が、体力は衰えているくせに、気だけは若い(幼い?)オッサンである。
今から頑張って、死ぬまでにあと何冊本が書けるかな、と、じつは真剣に考えてみた今宵なのである。
では皆さん、とくに長引く不況で苦境にあるやもしれぬご同輩、明日は良き一日になりますように。
追伸:
世のさまざまなジャンルのアスリートたちの話題が、ワールドカップサッカーの陰に隠れがちの昨今です。
ちょいと前に、NBAのファイナルをテレビ観戦しましたが、レイカーズのコービーは、やっぱり凄いですね。2勝3敗でセルテイックスに王手をかけられてから、4勝3敗へとひっくり返した見事さも、彼の力なくしては語れないものでした。スーパーゴールの数々も素晴らしかったけれど、献身的なまでの果敢なディフェンスがいかに大切か、素人目にもよーく理解できる活躍をしてくれました。
で、このところ、わが琉球ゴールデンキングスの広報担当Tさんが、まめにメールを送ってくださったていたのに、なかなかすみやかな反応ができなかったことを、思い出しました。Tさん、いつもありがとうございます。
金城茂之、与那嶺翼、山城吉超、菅原洋介の4選手を、新規参入球団からドラフトで優先指名されないように、プロテクト確保したこと。小淵雅選手を宿敵・大阪エヴェッサが指名したこと。怪我の治療・リハビリ中の澤岻安史選手が中学生に講義をしたり、あるいは、あのジュンさんこと安永淳一取締役が、高校生や専門学校生を相手に講演すること。気になる情報満載でした。
とくに日頃から地域貢献活動に意識的に取り組んでおられるジュンさんの講演は、わたしが沖縄にいれば、ぜひ駆けつけて聴講・取材させてもらいたかったですね。またの機会によろしくお願いいたします。
ところで、わたしが特別深い感慨を覚えたのは、青木勇人(あおき・たけと)選手の移籍発表でした。
来季は、古巣の大分ヒートデビルズと選手兼アシスタントコーチとして契約するとのこと。
心から祝福したいと思いました。
人生経験豊富な36歳の青木選手ですが、チャレンジ精神も若い人に負けないぐらい強く持ち合わせている人です。
いわずと知れた08-09シーズン優勝の立役者の一人ですから、チームから離れてしまうことには、寂しさも覚えます。あの年、フリーマガジン「Team47」の編集長兼ライターとして取材させてもらったわたしとしては、味のある話を聞かせてくれた良き思い出も、胸のうちにたっぷりあります。この場を借りて、改めて、感謝申し上げます。
ありがとうございました。お疲れさまでした。
しかし、それより何より、新たな場所で思う存分能力を発揮されることを祝いたい、という気持ちのほうが強いですね。来シーズンも、お目にかかれることを楽しみにしています。
ではでは。
Posted by watanatsu at 22:39
│身辺雑記