2010年07月30日
沖縄愛楽園をご存知でしょうか。
断続的に激しい雨の続く沖縄である。きのうは、その雨の合間を縫ってクロエとポン(石川真生さんの愛犬2匹です)と一緒にウォーキングに出かけたつもりが、なんのことはないドシャ降りの直撃を受けてしまった。三人(それとも三匹?)ともズブ濡れで、よたよた歩き。真生さん、心配してクルマで見回りに。スーパー・サンエーの軒下で雨宿り中のわれわれを発見してくれたのだが、雨が小止みになったところでウォーキング続行。
いつもはやんちゃなポンだが、ドシャ降りには明らかに驚いた様子。少し腰が引けて、道中のほとんどで、具合のよろしくない後ろ足を引きずる格好になってしまうのだった。最近把握できた事実は、ポンは他の動物を追いかけようとしたり、緊張感が生じたときに、後ろ足を引きずる格好になりやすい、ということ。きのうは、雨という難敵にストレスがかかってしまったわけだなぁ、ごめんよ。
本日も、真夜中から時折雷をともなう激しい雨が続いていた。今は降ったりやんだりである。これから出かけて用事を済ましたり、インターハイのボクシング会場へきょうもまた応援に行きたいとも思っているので、ワンちゃんたちとのウォーキングは夕方になりそうだ。
写真は、昨日のボクシング競技・試合会場(豊見城高校体育館)の様子(会場では金城眞吉・沖縄尚学高校監督はじめ、たくさんのボクシング関係者と久々にご挨拶することができた)。沖縄県勢は、4階級で1回戦突破。本日以降もがんばってほしい。
さて、7月27日(火)の話のつづきである。
皆さんは、国立療養所沖縄愛楽園をご存知だろうか。
国立療養所は、ハンセン病の療養施設として、全国13箇所のうち、2箇所は沖縄県にある。
宮古南静園(宮古島市)と沖縄愛楽園(名護市)である。
「らい予防法」という悪法が長らく存在したために、世の中に対してハンセン病への偏見を広め、「隔離施設」の役割を果たしてしまった。本来は、地域に開かれ、住民との交流がはかられてしかるべき施設である。
わたしは長らく沖縄へ通いつつ、そして沖縄在住者として5年目を迎えつつ、まだ一度も訪れたことがなかった。13年前の名護市民投票のころ、東海岸の集落で沖縄愛楽園の元患者さんと知り合ったことはあるけれど、こちらから訪ねる機会のないままに時が過ぎていた。全国13箇所のうち、わたしが訪ねたことがあるのは、多磨全生園(東京都東村山市)のみである。
一方、「沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会」の存在はよく知っていても、これまた実際の上映会に足を運んだことはなかった。
その二つへ出向く機会が、一つに重なってくれたのである。
それが出かけずにはおれなくなった理由である。
そこでも、世間は狭い、と思う出来事に遭遇した。
沖縄愛楽園の門を入ったところで、公会堂ホールはどこだろう、クルマはどこに停めたらいいのかな、とキョロキョロしていると、三名のおばぁと一名の青年を乗せたクルマが到着。青年は、土曜日の「ピースキャンドル」で会ったばかりの江藤直樹君。クルマを運転していたのは、辺野古の住人で、3年前になくなった金城祐治さん(当時「命を守る会」代表)の妻・ハツ子さんhttp://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000151004280004だった。同乗していた二人を直樹君が紹介してくれた。やはり辺野古の住人で、島袋妙子さんと大城ゆきさん。聞けば妙子さんは、石川真生さんの親戚だという。いやはや、くどいようだが世間は狭い、狭すぎる。
おっと、そろそろ出かけなければ。
(この項、まだつづく)
Posted by watanatsu at 09:08
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