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2010年09月19日

沖縄高校野球・秋季大会2010。その1。

この週末の沖縄は、例によって気になるイベントが重なった。

沖縄市立沖縄東中学校3年生・仲村颯悟監督の記念すべき劇場公開用長編作品『やぎの冒険』(主題歌Cocco)の上映会や、「しまくとぅば(島言葉)の日」関連のシンポジウム、あるいは琉球ゴールデンキングスと米軍基地内クラブチームとの練習試合(わたしは、戦後65年経っても未だに在日米軍基地の4分の3が沖縄に集中している状況は、絶対におかしいと考えているが、キングスの練習相手が米兵たちであることにまで目くじらを立てたりはしない)などなど。

個人的にも用事が重なった週末だが、きのう(18日)優先したのは、先週から始まっている高校野球秋季大会(来春のセンバツ大会へと繋がる大会)1回戦の観戦であった。

なぜって、今大会(も!!)1回戦で有力校が激突する事態が生じていて、つまりそれを見逃すと、一方の強豪は当分の間、表舞台から遠ざかってしまうからである。

◇沖縄県高校野球・秋季大会トーナメント組み合わせと結果
http://www.kouyaren-okinawa.jp/H22aki0918.pdf


まずは朝9時から、沖縄セルラースタジアム那覇(旧・奥武山球場)で「八重山高校vs八重山商工高校」を観戦。

2006年の八重山商工の春夏連続甲子園出場の快挙以来、島外への人材流出が減り、グンとレベルアップしている八重山勢が1回戦から潰し合うなんて、もったいないなー、というのが率直な感想(何を隠そう、わたしは「沖縄ファン」である以前に「八重山ファン」なのだ)。

台風の影響による降雨で、2度の中断を挟んだものの、新スタジアムの水はけはよく、雨がやむとスムーズに試合再開ができた。

八重山商工のエースは花城大輔投手。体格は決して大きくはない。ストレート130キロ台半ば。しかし、変化球でコースを衝くピッチング内容は、なかなかであった。被安打4の完封勝利。初回の1点を守りきった。

伊志嶺吉盛監督いわく「お互い(地区大会や練習試合で)手の内を知り尽くしている相手だから、やりにくかった(苦笑)」。実際、互いに相手のエンドランを呼んでの牽制など、駆け引きにも面白いものがあった。

八重山高校は、エース花城直が体調不良で先発できなかったが、終盤に登場してバックスクリーン表示で148キロのストレートが出たときには、「ホーッ」と記者席も沸いていた。

聞くところによると彼を見るために、複数のプロのスカウトがネット裏スタンド席に陣取っていたようである。まだフォームにバラつきが目立つが、身体能力、球威には見るべきものがある。夏に向けてどう磨きをかけるか、本人の心がけと指導者の腕もこれからの見所になる。

いったん仕事場に引き返して雑事を片付け、そして向かったのは糸満の西崎野球場。
「浦添商業高校vs沖縄水産高校」。名門同士が早くも激突。周知のとおり、8対6で、浦添商に軍配が上がった。こちらは、水はけがやや悪く、グラウンド整備が大変だ。

写真は、降雨で1時間半も中断した西崎野球場の風景。せっせとグラウンド整備に励むのは、那覇商、那覇西、両校の野球部員たち。お疲れさんでした。

沖縄高校野球・秋季大会2010。その1。


沖縄高校野球・秋季大会2010。その1。


沖縄高校野球・秋季大会2010。その1。


沖縄高校野球・秋季大会2010。その1。


沖縄高校野球・秋季大会2010。その1。



きょうは、高校野球やいろんなイベントが気になりつつ、しかし部屋にこもって仕事をしている。開け放った窓から秋風(台風のけーし風=返し風といったほうがよいか)が入ってきて、心地よい。

というわけで、つづきは改めて(ああ、いろんな「つづき」がたまって来ております)。

先島地方では、台風被害も大きいと思われますが、みなさん、くれぐれもお気をつけて。お大事に。
本日も無事、良き一日となりますように。





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Posted by watanatsu at 14:22 │高校野球