2010年09月23日
その後の興南高校野球部。
お伝えしたいことが山ほどたまっているが、今月もおかげさまで複数の原稿締め切りとさらなる取材を抱えているので、きょうはブログ記事をたっぷり書くことは自粛せねばならない。いまも、高校野球の取材に出かける直前だ。
一昨日、昨日と、二日連続で、興南高校・我喜屋優監督と有意義なコミュニケーションを重ねさせていただいた。
大事なだいじな打ち合わせも無事に終わり、感謝感謝感謝。
そのことに関しては、遠くない将来、読者の皆さんにも、「書き手」としての良い報告ができると思う。わたし自身が自分に期待したくなるような、すこぶる楽しみな仕事である。
興南野球部の練習も二日連続で眺めさせてもらった。
国体メンバーと秋季大会を戦うメンバーとそれから試合には出られないが出場メンバー同様に熱心に取り組む選手たちが入り乱れ、しかし整然と役割分担をこなしつつ進む、この練習風景は、圧巻である。
沖縄県内の高校は、今の興南に勝つためには、「相当の努力」が必要だよなぁと、素人ながらしみじみ感じた次第である。
一昨日は、グラウンド整備の選手たちがホースで撒く水に、きれいな虹がかかる光景に見とれ、昨日は、夕方選手たちを見下ろす中秋の名月に見とれた。とても幸せな時間だった。
(最後の写真は、よーく見ると、珍しい光景なのである。「ノッカー島袋洋奨」が30分ほども、後輩たちの守備練習のために、鋭いゴロを打ってやっていた!! 4番ファースト眞榮平大輝も「島袋コーチ」の打球を受けていた(笑)。別の場所では、キャプテン我如古盛次が外野手の後輩に向けて、大飛球ノックを繰り返していた。)
彼岸である。高校生たちが溌溂と動く姿と十五夜の月を交互に眺めつつ、わたしは、今月101歳で逝った大阪の祖母に、胸のうちでこう呼びかけていた。
「ばあちゃん、あなたの孫の一人は、遠く離れた沖縄の地で、こうして周囲の状況、人びとの厚意に感謝しつつ、とても幸せな時間を過ごしているよ。ありがとうねー。ゆっくり休んでねー」
きょうは、秋季大会3回戦。ベスト16の各校が、3球場に分かれて戦う。
わたしは西崎野球場で「興南高校vsコザ高校」、その後セルラースタジアム那覇に移動して「浦添工業高校vs八重山商工高校」を観戦する予定である。
Posted by watanatsu at 09:18
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