2011年08月30日
岩手スポーツマガジン『Standard』の震災特別版が出た!!
当ブログでは、過去何度もご紹介してきた、岩手スポーツマガジン『Standard』。
→http://www.iwatestandard.jp/
震災後も、被災地・三陸の高校生アスリートたちの姿を中心に、地道な取材活動を続けている。
長年の友人が編集長を務める雑誌なのであるが、こういう姿勢を見せられるとますます応援したくなる。
その「特別版」が出来上がり、岩手・盛岡の地から沖縄のわたしの元へ、本日届いた。
「震災特別版 絆」。
今回は、東京の出版社との共同制作というかたちを取り、宮城県にまで取材範囲を広げている。
で、その東京の出版社の社員で宮城県取材の担当責任者となった人物が、わたしの学生時代の後輩(しかもよく知っている男だ)というのも、なんだか面白い。彼からも数日前に、特別版完成に至る経緯を知らせるメールが届いていた。世間は狭い。
今回の編集後記にはこうある。
全文引用紹介したい。
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岩手県にスポーツ雑誌『Standard』が誕生したのは2010年春のこと。以来、「岩手をひとつにするのは、スポーツだ」を合い言葉に、岩手県内の高校生スポーツを対象とした取材を行い、地域活性化に努めてきました。そして2011年末には、兄弟誌となる宮城県版『Standard』の創刊も計画されていました。
そんな中、突然起こった東日本大震災。岩手県、宮城県沿岸部の被害状況を目の当たりにしたときは、「夏の全国大会を目指してがんばってきた高校生アスリートたちの夢までが、大津波に押し流されてしまったのかもしれない」と思ったものでした。
しかし、幾多の困難を乗り越えて、彼らは競技場に戻ってきました。仲間、家族、学校、地域、さらには被災地に駆けつけたトップアスリートの方々や日本中の支援者と支え合いながら、精一杯のプレーを続ける高校生アスリートたち……。『Standard』では、そうした姿を記録として残すために、この『Standard震災特別版~絆』を発行いたしました。被災地の復興はまだこれから。この一冊がさらなる「絆」を生むことを願っています。
『Standard』編集部一同
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わたしは即座に、プロバスケットボールbjリーグ・仙台89ERSの志村雄彦選手の、震災後間もない時期の言葉を思い出した。彼は、震災で仙台のチームの活動継続ができなくなったとき、わが琉球ゴールデンキングスに期間限定で移籍し、昨シーズン終了まで、キングスの一員として、そして仙台・宮城の人ひどの思いを背負って、プレーを続けたのである。
あれは、移籍記者会見での言葉だった。わたしが「何かをしたいと思っている沖縄の人に、何をしてほしいか」と問うたとき、彼は、まっすぐにこちらの目を見て、こう返してきたのだった。
「忘れないでほしいです」
→http://watanatsu.ti-da.net/e3355924.html
がんばれスタンダード。
がんばれ東北の高校生アスリートたち!!
今回は、全国の書店で購入できるようである。
多くの人の手に渡るとよいなぁ、と心から思う。
Posted by watanatsu at 21:06
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