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2009年08月03日

藍ちゃん、美香ちゃん、興南球児。

 月がほどよく満ちつつあった昨夜、皆さんご想像の通り、わたくしめ、やはりチムワサワサ~、チムドンドンしながら遅い時間まで見てしまいましたねー、全英女子オープンゴルフ中継。

 結果は3位でしたが、宮里藍ちゃん、ほんとにカッコよかった。
 ピンチでも動じないメンタルの安定感もちゃーんと伝わってきて、さすがでした。
 ラウンド中も、インタビューでも、「いい顔」してました。自信に満ちていた。
 これでいよいよ「メジャー優勝」への目処が立った、と、大真面目に言ってよいでしょう。
 本人もきっと大きな手応えを掴んだはず!

 19歳の宮里美香ちゃんも、健闘しました。ルーキーイヤーのメジャー挑戦、すべて予選落ちなし。しかもこの全英女子オープンでは、来年の出場権が与えられる15位以内を確保しました(11位!)。大したもんです。最終日の後半は、少し叩いて崩れてしまいましたが、3日目には5位タイまで浮上しています。彼女がゴルフを楽しんでいる様子も、映像を通してよーく伝わってきて、観ているわたしにとっても非常に楽しい大会でした。

 25位の諸見里しのぶちゃん(今季すでに国内ツアー3勝)も含めて、日本人選手の中で、うちなーんちゅが上位を独占してしまった格好です。凄いことですよねー。
 あまり「沖縄ナショナリズム」が高揚し過ぎるのは危険かな、と思いつつも、3人が頑張ったのは正真正銘の事実なので、あしからず。

「沖縄ナショナリズム」と言えば、日曜日の午前中、沖縄代表として甲子園に乗り込む興南高校野球部の「沖縄での最後の練習」をしっかり見届けてきました(余談だけど、宮里美香ちゃんも、興南高校出身でした。在学中に世界ジュニアゴルフ選手権で優勝してましたなー)。
 最後の最後まで、彼らは晴天に恵まれました。
 ギラつく太陽の下、過酷な暑さの中での「最終チェック」。守備連携プレーの入念な確認作業にたっぷりと時間を割き、それからマシンとバッティングピッチャー相手に、打ち込みもしっかりやりました。

 いやーそれにしても、我喜屋優監督、あいかわらず、しなやかな身のこなしで若々しいエネルギーを発散しておられます。終始自らノックバットを振り続け、大きな声を張り上げて叱咤し、ときには選手を集めてしずかに語りかけての精力的な指導振り。その姿が、わが脳裡に焼きつきました。以前わたしは、「お歳を感じさせない、しなやかな動きですね」と申して、監督から叱られたことがありますが(笑)、でもやっぱり、とてもアラカン(還暦も間近)とは思えない元気さです。

 暑さたまらず、「うー、しに(大変)暑い!」「あー、北海道行きてー」と悲鳴のような叫びをあげる選手がいたり、「(この暑さは)やばい! やばいっす!」を連発している選手もいたというのに、監督は、われわれ取材陣に向かって「ちょっと、ヌクイね」ですと。。。(笑)。
 日ごろ冷静沈着な我喜屋監督、じつは、相当お茶目なキャラクターの持ち主でもあるんです。

 さて、興南ナインは、きょう甲子園へ出発。明日、甲子園での練習を行い、5日の組み合わせ抽選に臨みます。
 今年は全国的に天候不順の夏。近畿地方は、本日梅雨明けのようですが、もしかしたら「雨天順延」のそこそこ生じる日程になるかもしれません。
 特に終盤、ほどよく休息をはさみながら戦える日程なら、エース島袋洋奨君(制球力抜群だけど、ほんのすこーし、スタミナが心配)の体力消耗防止にも好都合。クジ運、天候、、、いろんな側面から注目したい大会です。

 先日当ブログで絶賛した石川遼君も、日曜日に、やっぱり凄いことを成し遂げてます(4日間、首位の座を明け渡すことのない完全優勝! これで国内ツアーにおいて、堂々賞金ランキング1位となりました)が、彼と同世代の、沖縄の高校球児にも、つい大きな期待を寄せてしまいます。

 今頃、彼らは大阪に着いているはず。
「移動日だけが休養日みたいなもんですよ」とは、我喜屋監督の弁でありますが、選手のみんなー、きょうはゆっくり、連日の猛暑でたまった疲れを取ることに専念してくださいよー。

 このオッサンも、このところ休日らしい休日を自分に与えていなかったことに気づいたので、きょうぐらいは映画でも観てこようかな。そうして気合を入れなおそう、と思っとります。何事もダラダラ頑張っても意味はありません。メリハリは必要です。

 いずれにしてもこのオッサンは、沖縄の地から君たちにエールを送りつづけます。
 チバリヨー、興南ナイン!
 良き夏になりますように。
 




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Posted by watanatsu at 14:54 │スポーツ