渡瀬夏彦の「沖縄　チムワサワサ～　日記」

今夜は、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの試合をネット中継で観た。
5対0でマリーンズの勝ち。

大嶺祐太(八重山商工卒)が、本当に素晴らしいピッチングをしてくれた!!

今季初勝利。しかも、完封勝利です。

9回119球を投げて、被安打4、奪三振10、与四球2。

わたしが観戦することのできた5回以降は、小久保と多村にアンラッキーなヒットを打たれたのみで、少なくともクリーンヒットは打たれていなかった。まぁ「実質ノーヒット」と言ってもいいぐらいの内容の濃さ。緩急自在、コントロール抜群、まっすぐが生きている上に、球種も豊富。要するに完璧に近い、堂々たる投球を見せてくれたのだ。

高校生のとき何度も取材させてもらった者としては、やはり、手放しで喜びたい。
それにしても、祐太君、たくましくなったもんだなぁ。落ち着きが出てきた。引き締まった顔をしていた。きょうの彼は、ほんとに本当に、頼もしい姿を見せてくれていた。

ヒーローインタビューも、当然、大嶺祐太。

「(絶好調のチームの投手陣のなかで)僕だけ勝ってなかったので、勝ててホッとしました。まっすぐの調子は前回同様悪くなかったですし、きょうはきちんと腕を振ることを考えて投げていました。自分の思ったところに投げることができて、満足のいくピッチングになりました」

答え方にも、落ち着きが感じられるようになりましたなぁ。

八重山商工の伊志嶺吉盛監督はじめ、島の人たちも大喜びしてるはずよー。
祐太君、本当におめでとう。

下の写真は、わたしが初めて八重山商工高校のグラウンドを訪ねた2006年6月のスナップ(その後、このグラウンドに何度通ったかわかりません)。さて、高校3年生の大嶺祐太君がどこにいるか、わかった人はとってもエライ!!(笑)。