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2009年11月06日

祝・勝利、琉球キングス。取材ノートから③先週の回顧。

 琉球ゴールデンキングスvs高松ファィブアローズ。
 もうご存知の方も多いでしょうが、わったーチーム・キングスは、89対68と、大差をつけて勝利しましたね。
 たまたまさっき、記録を見たところなので、ちょこっとご紹介。

 得点順に、選手名を列記すれば、次の通り。(bjtvのスタッツより)
 数字は、左から、得点、アシスト、リバウンド。     
 
 金城茂之19 _ _
 ジェフ・ニュートン13 5 16
 青木勇人13 1 1
 ジョージ・リーチ12 3 13 
 ブライアン・シンプソン10 _ 5 
 アンソニー・マクヘンリー9 6 10
 菅原洋介5 3 4
 与那嶺翼5 2 1
 澤岻安史3 _ _
 山城吉超 _ 1 2

 ひと目でわかりますが、全員出場。
 「若者と切磋琢磨する35歳」という意識をもって戦っている青木勇人の13ポイントが光ってます! 彼は、日ごろから、若い選手と競い合ってプレータイムを増やしたい。競っている試合でこそ、出場したいとアピールしていますが、きょうは、その言葉どおり、競り合いの時間帯で早めに起用されて、フル回転していたようです。
 それから澤岻安史も今季初の3ポイントをゲットしましたね。しかもそのときのアシストが山城吉超。見てみたかったですね。ホームなら、やんやの喝采が起こったシーンでしょう。
 スタッツ(記録)だけ見ても、みんなで頑張った試合だというのがわかります。
 生観戦または映像見たブースター・ブロガーさんのリポートを待ちたいところです。

 ただ油断は禁物です。大勝のあとほど、気を引きしめてほしいものです。


 では、ここから先週末の回顧。

 取材ノートのつづき。メモを公開しましょうね。

【メモ・その7 京都 デービッド・ベンワーHC・11月1日】
「きょうも言い訳はしません。相手チームを称えたいと思います。しかし、次からはルールブックを持参しなければいけないかもしれません。平等に笛を吹いてもらえないなら、どんないいチームでも勝てません。ラウーフも、激しく当たられて、ケガをしました」
※ 言い訳しないといいながら、言ってる。それだけキングスの選手はディフェンス頑張ったということではないのだろうか。素人目には、それほど一方的にファウル・コールされたとは思えなかったが。。。記録を見ると、もらったフリースローは、前日土曜日とまったく同じ25回。前日と違うのは、キングスのフリースロー成功率。土曜の48パーセントから日曜は64パーセントへアップしている。もしかしたら、その差がベンワーHCをイライラさせたのか?

 (澤岻直人選手についてひと言、求められて)
「彼にはポイントガードをやらせていますが、足首のケガを持ちながら、言い訳しないで、頑張ってくれている」

※ わたしは前日土曜日の試合終了後、たまたまプレスルーム付近にいた澤岻直人にひと言だけ声をかけている。「足、大丈夫?」。澤岻はこう言って、いたずらっぽく笑って答えた。「ううん、大丈夫じゃない。全然ダメっ」。もちろんジョーク口調だが、わたしはちょっぴり本音と見た。
 
 だが直後の記者会見では、どのインタビュアーも彼のケガには触れなかった。たしかにそれがアスリートに対する大人の礼儀というものではある。意識の高い選手ほどケガを言い訳にするのを嫌うのも事実。観客の立場から見ても、ケガでダメなプレーするぐらいなら、治してから出てくれよ、という話になる。
 
 わたしもストレートに訊くのは遠慮した。コーチのひと言で充分だった。
 意地でもケガを治して沖縄のブースターの前でプレーしたい!!
 それが、澤岻直人のプロ根性のはずだから。


【メモ・その8 澤岻直人選手・11月1日】

(2連敗という結果になったが、と水を向けられて)
「(サバサバした顔で)楽しかったです。(ひと呼吸)。でも、アウェイの沖縄に来たんだなぁ、という感じもしました。流れに乗ってしまうと、沖縄の場合、手がつけられなくなる。ブースターも熱く応援してくれますしね。それを感じました」

「きょうは、走られましたね。あれを止めきれないとダメですね」

 (京都でも中心選手として期待されていると思うが?)
「期待されてるんですかね? あまり期待されても困るけど(照笑)、これから少しずつやっていきたいですね。京都はまだ最初の段階なので、ブースターが熱く応援してくれるわけじゃありません。でも、これから自分たち自身で、ファンを惹きつけられるようにしていきたいですね」
※ 澤岻直人は照れて質問をはぐらかすことがたまにある。しかし、はぐらかそうとしてもはぐらかしきれない沖縄のファンへの懐かしさ、愛おしさを、この二日間、彼はたっぷり味わったのだと思う。そしてそれは、早いとこ咬み殺してやっつけてしまわなければいけない感情でもあったはず。沖縄の顔見知りの報道陣の前に、なんとも言えない照れくさそうな、やわらかい笑顔で立つ彼を眺めながら、わたしはそう感じていた。

 いずれにしても、澤岻直人に、彼のプレーに、二日間会えて、よかった。
 ケガをしているとは言え、明るい表情に会うことができて、よかった。
 京都のチームメイトの中でも、「マイペース将軍」ぶりを発揮していたね。
 存在感を示していたね。
 つまり、元気そうで、よかった。

 1月または4月、アウェイの京都でも会いたいと思わせたぜ、澤岻直人!! 君はやっぱり大したもんだよ。

 
 (つづく)

 (こんな感じで、先週の回顧メモ、あと少し)

 では、明日も良き一日になりますように。
 沖縄から高松へ、あしたの分も、「気」を飛ばしておくよーっ。
 
 チバリヨー、キングス!!



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Posted by watanatsu at 23:39 │スポーツ