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2009年11月26日

福岡県豊前市で恒例の画期的「餅つき大会」。

 本日のお知らせは、来る12月5日に福岡県豊前市で行われる、ある催しについて、です。

 今から13年ほど前の話ですが、わたしはある事件の取材のため、東京から福岡県へ頻繁に通っていた時期があります。
 そのときに知り合い、その後もずーっとお世話になってきている方が、この「餅つき大会」開催の中心人物です。

 その人、『らい予防法』被害者の社会生活の回復(社会復帰)を進めるホームステイセンター「柿の木」世話人代表の谷崎和男さんから、しばらく前にメールが届きました。
 じつは毎年のようにお知らせいただいていて、なかなか参加できずに今日まで来てしまいました。今年もどうしても参加できず、とても残念です。

 しかし、谷崎さんがハンセン病療養所の入所者・退所者の皆さんとの交流を深め、支援活動を地道に続けられていることには、大いなる敬意を抱いておりました。

 したがって、当ブログでも、おそらく全国的にも類を見ない画期的なこの活動を知っていただきたく、ご紹介する次第です。

 イベントの日が迫ってからの当方の告知で恐縮ですが、とくに九州地方の読者の皆さん、もし関心があれば、谷崎さんにコンタクトとってみてくださいね。
 今年の参加は無理でも、皆さんがこの活動を知ってくださるだけでも、もちろん意味があると思っております。

 以下、谷崎さんのメールに添付されていた案内の抜粋です。
 じつは谷崎さんのメールにも、カラーのチラシがファイル添付されていたのですが、例によって、機械オンチゆえ、文字要素のみのコピーとなりました。あしからずご容赦を。

                         *

2009年11月
各  位

『らい予防法』被害者の社会生活の回復(社会復帰)を進める
        ホームステイセンター「柿の木」
                                      
世話人代表 谷崎和男

年末餅つき大会への 協力 参加 のお願い

 時下ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 皆さまには日頃よりハンセン病問題への取組をご理解頂き、また積極的にご参加頂き、深く感謝申し上げます。
 さて、2002年以来年末の恒例行事となりました年末餅つき大会を今年も開催することとなりました。
皆さまご承知の通り、この餅つきは鹿児島県鹿屋市にあるハンセン病療養所「星塚敬愛園」の入所者・退所者の方々をお招きし、園外でのひと時を過ごしてもらいながら交流していこうという目的で始めた行事です。また、搗きあがったお餅は毎年同園をはじめ被害者の皆さまにお配りさせていただき、喜んでいただいているところです。年を経るごとに交流の場も広がり、ハンセン病療養所入所者の全国組織である全療協(全国ハンセン病療養所入所者協議会)や療養所退所者・家族の方も参加されています。
「らい予防法」被害者(ハンセン病「元患者」・家族・遺族等)との交流に始まったこの取組を様々な人権課題を抱える方々との交流・意見交換をする集いの場としていきたいと思い、今年も、下記の通り餅つき大会を開催し、餅を搗く予定にしておりますので、一人でも多くの皆さまにご協力賜りますようお願い申し上げます。



い つ: 2009年12月5日(土)
      9:00 より 13:00頃 まで

ど こ: 豊前市勤労青少年ホーム(ヤルディぶぜん)
      豊前市大字吉木955

内 容: 餅つき

  その他: 当日は、13:30より隣の豊前市総合福祉センター2Fにて
     豊前市人権センター主催の人権セミナーが開催されます。
     『精神障害者の人権(仮)』八尋光秀さん(弁護士)
     このセミナーにリンクするように、餅つき大会会場には豊前・築上の
     精神障害者施設の方々による出店を予定しています。

     打上げ:17時頃より、星塚敬愛園の方々をはじめ全国各地からお集まりのみなさんとの親睦を兼         ねた打上げを開催いたします。(参加費3,000円)
         
         

ここから、チラシの文字要素です。
↓↓↓

柿の木恒例
年末餅つき大会のご案内

2009年12月5日(土)
9:00~13:00
豊前市勤労青少年ホーム(ヤルディぶぜん)

■餅つきタイムスケジュール■
09:00~ 餅つき開始
10:00~ 模擬店開店
11:30~ 豊前天狗太鼓
13:00  終了


17:00~ 交流会
 会 場:八屋旧朝市
(「天狗の湯」隣)
 参加費:3,000円


同 時 開 催
■豊前市人権セミナー開催■
時間:13:30~
主催:豊前市人権センター
会場:豊前市総合福祉センター
講演:「精神障害者の人権(仮)」
講師:八尋光秀(弁護士)


【協力団体】(順不同)
豊前市TMO、豊前商工会議所女性会、
ボランティアグループ豊前すみれ会、前川婦人会、
JA女性部、虹の会、豊前天狗太鼓、東九州龍谷高校、他

【後援団体】(順不同)
豊前市
豊前市人権センター
豊前市教育委員会



●「ホームステイセンター・柿の木」について
 私たちは、過去数十年にわたり地域社会での生活から隔絶されてきた「らい予防法被害者」(ハンセン病元「患者」・家族・遺族)に社会生活を取り戻していただくための活動をおこなっています。地域で共に暮らしていくには、まず“顔の見える関係”をつくることが必要だと考え、ホームステイという方法で相互交流していこうと考えています。
 「桃栗三年柿八年」の言葉のように、時間はかかってもじっくり実のある活動を続けていきたいと思います。

【お問い合わせ先】
「らい予防法」被害者の
 社会生活の回復
 (社会復帰)を進める
 ホームステイセンター柿の木
 世話人代表 谷崎和男
 福岡県豊前市塔田994-1
 TEL/FAX 0979-84-0286
 dhpyd976@ybb.ne.jp
(谷崎さんのメールアドレスに関しては、ご本人ご了解の上、 
 渡瀬の判断で載せました)


 ちなみに、谷崎さんのメールには、2011年の「ハンセン病市民学会」は、沖縄で開かれることが決まっている、というお知らせもありました。
 
 ぜひ沖縄で、お会いしたいものです。


 ではでは、みなさんよろしくお願いいたします。
 本日も、良き一日になりますように。




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Posted by watanatsu at 10:43 │お知らせ