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2010年07月10日

高校野球沖縄大会、佳境です。

全国高校野球選手権(夏の甲子園)沖縄大会(県予選)も、佳境に入った。

トーナメント表はこちら。→http://www.kouyaren-okinawa.jp/H22na0704.pdf
きょう7月10日にベスト8が出揃い、あした11日には、早くもベスト4が決まる。

沖縄へ帰ってきてじっくりと観戦・取材させてもらったのは、7月3日の「興南高校vs浦添高校」、「嘉手納高校vs北山高校」(中盤まで)、4日の「南風原高校vs小禄高校」(中盤から)、「糸満高校vs八重山商工高校」の4試合である。

4日は、今年落成オープンした新・奥武山球場(沖縄セルラースタジアム那覇)へ出かけた。

シード校の小禄がベスト16で姿を消した。
あの八重山商工は糸満にコールド負け(8回終了、2対10)を喫した。糸満は強かった。
この試合、わたしは記者席と八重山商工応援スタンドの双方で半分ずつぐらい観戦した。

顔見知りの父母も何人もいて、同じ席に座って観戦したいという素直な気持ちが生まれていた。
母たちの背中。        ↓↓↓
高校野球沖縄大会、佳境です。


こちらは、父の背中。左が西里さん、右が平安名さん。
               ↓↓↓
高校野球沖縄大会、佳境です。


試合後、伊志嶺吉盛監督に感想を訊くと、さばさばした表情でこう語った。
「力の差ですよ。ウチのチームは、まだ野球ができていない。今の糸満高校のレベルに追いつくには、あと半年必要、というチームです。でも、弱いチームがここまで来られたのは上出来かなと思います。彼らにすれば100点。ベスト16で満足してはいけませんけど、一生懸命練習に取り組んだ姿勢は認めていい。野球部の歴史を塗り替えたと言っていいでしょう」

高校野球沖縄大会、佳境です。


球場の外に出た選手たちを整列させて、監督は父母や関係者にお礼の挨拶をした。
「監督の力が足りずに負けてしまいました。彼らは八重山商工野球部の伝統をつくる努力をしました。このチームは新チームになったときから下手くそで、史上最弱といわれ続けました。弱いなりに、強い精神力をつけてくれました。立派な社会人になると思います。きょうは悔しい負けでしたが、次に繋がる負けであると思います」

翌日の月曜日(5日)は、B社「N」誌の取材で、興南高校グラウンドへお邪魔した。
我喜屋優監督の撮影が主目的。東京から写真部のMカメラマンと編集部のMさん。編集者のMさんは、なんと日帰りだというので、びっくり。お疲れさまです。

我喜屋監督は、「Team47」編集長兼ライターのころから頻繁に取材でお世話になってきた。
http://ryukyushimpo.jp/team47press/
高校野球沖縄大会、佳境です。



当方、春のセンバツ大会はテレビ観戦だったから、じっくり取材させていただくのは久しぶりである。

センバツ優勝を経て、夏の甲子園に向けて大きな期待のかかっているこの時期に、じつはなんと、7月1日付で、我喜屋さんは、興南学園の理事長に就任しているのであった(これまでも理事ではあった)。高校野球において、「学園理事長兼野球部監督」というのは、聞いた記憶のない、大変な人事である(もし過去に実例があれば、どなたか教えてください)。

しかしそれでも我喜屋監督は、以前とかわらぬ自然体。「ますます大変ですねー」というわたしの言葉にも、「いやぁ、わたしには大変という言葉はないですから」とさらりと受け答え。さすがと言うほかないのであった。

さてきょうも、「興南高校vs与勝高校」の試合を中心に観戦・取材である。

出かけるまでに、別の仕事をもう少し進展させねばならぬ。頑張ろう。





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Posted by watanatsu at 06:37 │高校野球