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2010年10月02日

名護市議会議員・東恩納琢磨さんに会いに行く。

時の流れの速さよ。

このブログの常套句となってしまったが、書きたいことはたまる一方で、やっぱりなかなか更新が追いつかない。

まずは昨日のご報告。名護市で石川真生さんを写真展会場(名護博物館)までお送りし、それからしばし、クルマの窓を全開にして、やんばるの山の樹々の匂いをかぎながら、ドライブ。

勝山から伊豆味あたりをうろちょろ。伊豆味の名産のみかんを買おうと思って、買いそびれ(なんじゃそりゃ)、それから、東海岸へ。
名護市議会議員・東恩納琢磨さんに会いに行く。



「辺野古座り込みテント村」に顔を出したが、東京でお会いしたとき「こんど、テントにも寄ってよ」と言ってくれていたヘリ基地反対協議会・代表委員の安次富浩さんは、午前中で引き上げたところだという。たどりついたときには、午後1時近かった。当方、アポなし訪問なので、やむを得ない。お話を聞くのはまたの機会にしよう。
名護市議会議員・東恩納琢磨さんに会いに行く。



初めて会う方々と雑談。テント村の主、ポチともしばし語らって、おいとまする。
名護市議会議員・東恩納琢磨さんに会いに行く。



次に向かったのは、13年前に取材でお会いしたきり、ごぶさたしていて、この日、なぜか突然ふと気になった辺野古区住民のNさんのお店。やはりアポなし訪問だったが、長時間話し込むことに。名護市議選での稲嶺市長派の圧勝を受けて、「基地建設推進派」の勢いはは急にしぼんでいるとのこと。

また、一部メディアで報道されているような、辺野古区行政委員会が全会一致で、「条件付基地建設容認」を決議したなどいえるような事実はなく、前市長らと一緒にのこのこ東京へ出かけていって、前原沖縄担当大臣(現外務大臣)と面会するなどした、辺野古区長らの責任問題をきちんと追及すべきだと、力が入っていた。

この方のお話のみで、辺野古住民の総意をにわかに判断することはできないにしても、名護市議選における「市長派」の圧勝を受けて、すなわち「陸にも海にも基地は造らせない」として一貫してブレない主張を続けている稲嶺進市長を、力強くバックアップする態勢と機運が、地元辺野古にも盛り上がりつつある。そのことだけは、伝わってきた。

次に向かったのは、辺野古から大浦湾を挟んだ対岸の集落・瀬嵩(せだけ)。「アポあり訪問」である。

この集落で生まれ育ち、先の名護市議選でも27人中10位で見事に2期目の当選を果たした、東恩納琢磨議員の事務所へ向かったのだ。

じつは、7月の事務所開き直後にアポなし訪問したときは、皆さん出払ってだれもいなかった。そのときの写真はこれ。
名護市議会議員・東恩納琢磨さんに会いに行く。



今回、ご本人と会えたので、記念のスナップは、これ。
名護市議会議員・東恩納琢磨さんに会いに行く。



で、わたしは、当選後、直接「おめでとう!!」のひと言も言えていなかったので、まずは握手させてもらった次第。議会も始まり、週末に地域のイベント(小学校の運動会もある!)も複数重なっている多忙な時期に、ゆるす限りの時間をたっぷり割いて、いろんな話をしてくれた。

琢磨さんは、わたしが参加した共著『誰が日本を支配するのか!? 沖縄と国家統合』の、わたしが書いた第一章にも登場する人なので、遅ればせながら、その本を一冊進呈させてもらった。

琢磨さんからは、お返しに、基地建設阻止の願掛けをして、生物多様性に富むサンゴ礁の海、大浦湾の海底でしばらく寝かせておいたオリジナルブランド泡盛『じゅごんの里』の四号瓶を戴いた。

「渡瀬さん、酒飲みましたよね」ときかれ、「丸一年酒やめてたんだけど、今、部分的に解禁したところです」とわけのわからん答えを返してしまい、「(市議選での反対派圧勝のあと)海の底から引き上げてきた酒があるから、飲んでくださいよ」と、そういうことに、あいなった次第である。でも、嬉しくてありがたくて、もったいなくて、飲めそうにない。家宝として、ずっと置いとこうかな。

13年前、基地の是非を問う名護市民投票のころ、「おれたちは、基地に頼らないシマおこしをしなくちゃいけないんです」と、基地誘致派の土木会社の現場監督の職を捨てて、住民運動に立ち上がった人である。

当初目指していた通り、エコツーリズムの拠点「じゃごんの里」の運営を続け、ジュゴン保護のため、国際的自然保護機関や心あるメディアの人びととも積極的に交流を深め、そうして今、名護市議会議員としても、いよいよ本腰を入れて「基地に頼らないまちづくり、ふるさとづくり」に取り組もうとしているところだ。

そのことが、本当に嬉しい。心から祝福したい。

琢磨さんには、稲嶺市長(近隣の三原という集落の出身だ)とともに、東海岸地域の代表として、これからも頑張ってもらいたいのである。

というわけで、これからわたしは、沖縄県高校野球・秋季大会の準々決勝を観戦・取材に行く。

北谷公園球場と沖縄セルラースタジアム那覇で、好カードが勝ち合った。
第2試合は、北谷で「興南vs中部商」、那覇で「八重山商工vs宮古」の試合が行われる。

明日の準決勝・2試合の取材、本日と明日の夜は、bjリーグ・プレシーズンマッチ「琉球ゴールデンキングスvs浜松・東三河フェニックス」の取材も、後に控えているわけなので、きょうの高校野球は、「八重山商工vs宮古」の「先島対決」、この1試合にしぼらせていただくことにする。

では出かけてまいります。



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Posted by watanatsu at 12:23 │時事問題