2010年11月07日
琉球キングス、新月の勝利と立冬の敗北。
新月だったんですな、昨夜は。
沖縄市体育館につめかけた2340人の日本一あったかい観衆が、静かにしずかに燃えていましたなー。月が満ちる頃であったら、きっと狂喜乱舞の夜だったかも。
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琉球キングスらしい戦いぶりで、大分ヒートデビルズに快勝。93対76で、まずまずのハイスコア。
しかしわたしは、高速の沖縄南出口の混雑を甘く見てしまい、若干遅刻。
でもでも、面白いゲームだった。
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アウェー福岡で勝利に貢献するフリースロー7連続得点を決めたのをきっかけに、気分を吹っ切ってくれたらいいけどなぁ、と思っていた金城茂之(生写真を撮りそびれたので、記者会見が終わってから会場入り口にドーンと飾ってあったパネルをカシャッ)が、この日、早くもやってくれました!!
外からのシュートに頼らず、ゴール目指してひたすら走る姿、見てて気持ちよかった。これで3ポイントの確率が上がってくれば、鬼に金棒だ(この日は4本打って、決まったのは1本だけでした)。
この試合の金城は、チーム最多の20得点。要するに、文句なしに勝利に貢献できたわけで、メンタルの上でもノリに乗っていってほしいところ。
というわけで、オジサンは、本当に嬉しかったのだ。
金城の記者会見での表情も、明るかった。
質問は、テレビ局のキャスターさんと新聞記者さんにお任せしたけど、金城が引き上げるとき、わたしは彼の肩にかるーくゲンコツを入れてやりました。あ、危害を加えたわけではないから大丈夫(笑)。「やったね!!」という祝福の挨拶のカタチだけなので。
金城茂之いわく。
「6試合やって(2勝4敗)、歯車の噛み合わない試合が続いていたので、きょうはキングスらしい勝ち方ができて、嬉しいです。復帰してから、すぐに活躍できるはずだ、と、あせってやってた部分がありましたが、きょうはあせらず、自分にできることだけやろうと考えたら、伸びのびとできました。きょうのプレーで進むべき道が見えたと思います。これで終わりではないんで、これからこういうプレーをし続けていきたいと思います」
そうだよ。これからも、自信満々で行こう!!
さて、わたしは最近、ナイジェリア出身のアブドゥーラ・クウソーの、めちゃくちゃ純朴な笑顔の虜になりつつある。某局の女性キャスターKさんは、「南海キャンディーズの山ちゃんに似てる」と言って、報道陣の笑いを誘っていたけれど、いやいや、クウソーは、あんなにスレてませんよー(山ちゃん、ごめん)、とわたしは言い返したのだった(笑)。
クウソーの会見で興味深かったのは、「ミーティングで、大分のディフェンスリバウンドはオフェンスリバウンドほどは頑張ってこないという話があったので、自分は意識して、オフェンスリバウンドを頑張りました」という意味のことを語った部分。記録を見ても、チーム全体のオフェンスリバウンド10のうち、クウソーひとりで5つ獲得している。リバウンドを取ってそのままゴール、というシーンがあったのも、もちろんのこと。
ゴール近くに攻め込み、相手のダブルチーム(二人がかりでディフェンスされること)を受けたとき、しぶとくボールを保持しつつ、ゴール下に待ち構えるジェフ・ニュートンにノールックパスを出したのをみても、ただ逞しいビッグマンではない、器用さも賢さもある選手なのだとわかる。
それでいて、インタビューのときは、少年のような笑顔。彼の存在が知られれば知られるほど、ファンも増えるのではなかろうか、と思ったオジサンなのだった。
この日少ないプレータイムながら24秒ルールのブザービーター(しかも3ポイント)を決めて、観客を大いに沸かせた山城吉超。彼の「アイドルの座」をおびやかすとしたら、このクウソーだよなぁ(笑)。キャラクターが違う二人だから、両アイドル並び立つ、という感じかな。
それから、デイビッド・パルマーを新加入選手として獲得したことは大きいなぁ、と素人なりにしみじみ思った夜でもあった。先週沖縄へやってきたばっかりで、つまりチームに合流して間もない段階で、あれだけ動ければ、今後がますます楽しみになって当然だ。
さらに忘れていけないのは、昨年までチームメイトだった大分の青木勇人(たけと)選手兼コーチが、沖縄市体育館のコートに立ったのである。6分強のプレータイムだったけれど、3ポイントシュートを決めるは、絡みつくような独特のディフェンスで、パルマーを苦しめたりするは、で、敵ながら、その勇姿、喜ばしく感じられた。
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見所盛りだくさん。まさに堪能させてもらった試合。みんなありがとう!!
余談だが、試合終了後の会場で、どこかで見た顔、発見!! 私服姿を見たことがなかったので気づくのが遅れたが、今年甲子園での「春夏連覇」を成し遂げたあのエースピッチャーと、それから2番センターでフル回転したあの男。
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こんな3ショットをわがトホホ携帯に収めさせてもらったのだが、ご満悦の表情は、那覇高校女子バスケット部の外部監督も務める、キングスの強力ブースター&パートナー、屋嘉さん。
慶田城開君に、進路はもう決まったかい、と問うと「中央大学です」。じゃあ、ヨースケ君と一緒だな。すると開君「はい。そうです」とニコニコ。
君たちは、小学校のときからバッテリーを組んでた仲だけど、相当に縁が深い二人なんだなぁ。
島袋洋奨君に、キングスのゲーム初観戦の感想を訊くと「凄いっすねぇ」と、じつにシンプルな言葉と感嘆の表情が帰ってきた。
わったー島のプロスポーツチームから、いい刺激を受けたはず。
二人とも来年から、レベルの高い東都大学リーグで頑張ってくれたまえ。
うちなーパワーが、こうして有機的に広がり高まっていくのは、嬉しいものである。
さてさて、きょうは、自室にこもって仕事せざるを得ず、キングスの観戦ができなかった。bjtvの映像もまだ観ることができていない。
ここでは結果のみ。58対61。きのうとは打って変わってのロースコアで、大分に惜敗。
勝負の世界。厳しいです。
暦の上ではきょうから、冬です。
気持ちを切り替えてまいりましょう。
おいら、引き続き仕事だ、がんばんべー。
久々に徹夜になりそうだな。
一日中降って、まだ降り止まない雨。
冷たく感じられる雨なので、しっかり傘をさしつつ、家のなかではオシッコもしないクロエのみ、オシッコのためにだけちょこっと連れ出したけど、あしたはポンも一緒に、犬と人間の三匹(?)で気分よくウォーキングしたいものである。
沖縄市体育館につめかけた2340人の日本一あったかい観衆が、静かにしずかに燃えていましたなー。月が満ちる頃であったら、きっと狂喜乱舞の夜だったかも。
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琉球キングスらしい戦いぶりで、大分ヒートデビルズに快勝。93対76で、まずまずのハイスコア。
しかしわたしは、高速の沖縄南出口の混雑を甘く見てしまい、若干遅刻。
でもでも、面白いゲームだった。
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アウェー福岡で勝利に貢献するフリースロー7連続得点を決めたのをきっかけに、気分を吹っ切ってくれたらいいけどなぁ、と思っていた金城茂之(生写真を撮りそびれたので、記者会見が終わってから会場入り口にドーンと飾ってあったパネルをカシャッ)が、この日、早くもやってくれました!!
外からのシュートに頼らず、ゴール目指してひたすら走る姿、見てて気持ちよかった。これで3ポイントの確率が上がってくれば、鬼に金棒だ(この日は4本打って、決まったのは1本だけでした)。
この試合の金城は、チーム最多の20得点。要するに、文句なしに勝利に貢献できたわけで、メンタルの上でもノリに乗っていってほしいところ。
というわけで、オジサンは、本当に嬉しかったのだ。
金城の記者会見での表情も、明るかった。
質問は、テレビ局のキャスターさんと新聞記者さんにお任せしたけど、金城が引き上げるとき、わたしは彼の肩にかるーくゲンコツを入れてやりました。あ、危害を加えたわけではないから大丈夫(笑)。「やったね!!」という祝福の挨拶のカタチだけなので。
金城茂之いわく。
「6試合やって(2勝4敗)、歯車の噛み合わない試合が続いていたので、きょうはキングスらしい勝ち方ができて、嬉しいです。復帰してから、すぐに活躍できるはずだ、と、あせってやってた部分がありましたが、きょうはあせらず、自分にできることだけやろうと考えたら、伸びのびとできました。きょうのプレーで進むべき道が見えたと思います。これで終わりではないんで、これからこういうプレーをし続けていきたいと思います」
そうだよ。これからも、自信満々で行こう!!
さて、わたしは最近、ナイジェリア出身のアブドゥーラ・クウソーの、めちゃくちゃ純朴な笑顔の虜になりつつある。某局の女性キャスターKさんは、「南海キャンディーズの山ちゃんに似てる」と言って、報道陣の笑いを誘っていたけれど、いやいや、クウソーは、あんなにスレてませんよー(山ちゃん、ごめん)、とわたしは言い返したのだった(笑)。
クウソーの会見で興味深かったのは、「ミーティングで、大分のディフェンスリバウンドはオフェンスリバウンドほどは頑張ってこないという話があったので、自分は意識して、オフェンスリバウンドを頑張りました」という意味のことを語った部分。記録を見ても、チーム全体のオフェンスリバウンド10のうち、クウソーひとりで5つ獲得している。リバウンドを取ってそのままゴール、というシーンがあったのも、もちろんのこと。
ゴール近くに攻め込み、相手のダブルチーム(二人がかりでディフェンスされること)を受けたとき、しぶとくボールを保持しつつ、ゴール下に待ち構えるジェフ・ニュートンにノールックパスを出したのをみても、ただ逞しいビッグマンではない、器用さも賢さもある選手なのだとわかる。
それでいて、インタビューのときは、少年のような笑顔。彼の存在が知られれば知られるほど、ファンも増えるのではなかろうか、と思ったオジサンなのだった。
この日少ないプレータイムながら24秒ルールのブザービーター(しかも3ポイント)を決めて、観客を大いに沸かせた山城吉超。彼の「アイドルの座」をおびやかすとしたら、このクウソーだよなぁ(笑)。キャラクターが違う二人だから、両アイドル並び立つ、という感じかな。
それから、デイビッド・パルマーを新加入選手として獲得したことは大きいなぁ、と素人なりにしみじみ思った夜でもあった。先週沖縄へやってきたばっかりで、つまりチームに合流して間もない段階で、あれだけ動ければ、今後がますます楽しみになって当然だ。
さらに忘れていけないのは、昨年までチームメイトだった大分の青木勇人(たけと)選手兼コーチが、沖縄市体育館のコートに立ったのである。6分強のプレータイムだったけれど、3ポイントシュートを決めるは、絡みつくような独特のディフェンスで、パルマーを苦しめたりするは、で、敵ながら、その勇姿、喜ばしく感じられた。
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見所盛りだくさん。まさに堪能させてもらった試合。みんなありがとう!!
余談だが、試合終了後の会場で、どこかで見た顔、発見!! 私服姿を見たことがなかったので気づくのが遅れたが、今年甲子園での「春夏連覇」を成し遂げたあのエースピッチャーと、それから2番センターでフル回転したあの男。
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こんな3ショットをわがトホホ携帯に収めさせてもらったのだが、ご満悦の表情は、那覇高校女子バスケット部の外部監督も務める、キングスの強力ブースター&パートナー、屋嘉さん。
慶田城開君に、進路はもう決まったかい、と問うと「中央大学です」。じゃあ、ヨースケ君と一緒だな。すると開君「はい。そうです」とニコニコ。
君たちは、小学校のときからバッテリーを組んでた仲だけど、相当に縁が深い二人なんだなぁ。
島袋洋奨君に、キングスのゲーム初観戦の感想を訊くと「凄いっすねぇ」と、じつにシンプルな言葉と感嘆の表情が帰ってきた。
わったー島のプロスポーツチームから、いい刺激を受けたはず。
二人とも来年から、レベルの高い東都大学リーグで頑張ってくれたまえ。
うちなーパワーが、こうして有機的に広がり高まっていくのは、嬉しいものである。
さてさて、きょうは、自室にこもって仕事せざるを得ず、キングスの観戦ができなかった。bjtvの映像もまだ観ることができていない。
ここでは結果のみ。58対61。きのうとは打って変わってのロースコアで、大分に惜敗。
勝負の世界。厳しいです。
暦の上ではきょうから、冬です。
気持ちを切り替えてまいりましょう。
おいら、引き続き仕事だ、がんばんべー。
久々に徹夜になりそうだな。
一日中降って、まだ降り止まない雨。
冷たく感じられる雨なので、しっかり傘をさしつつ、家のなかではオシッコもしないクロエのみ、オシッコのためにだけちょこっと連れ出したけど、あしたはポンも一緒に、犬と人間の三匹(?)で気分よくウォーキングしたいものである。
Posted by watanatsu at 20:16
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