てぃーだブログ › 渡瀬夏彦の「沖縄 チムワサワサ~ 日記」 › 時事問題 › 京都新聞・新里健記者、がんばれ!!

2010年12月03日

京都新聞・新里健記者、がんばれ!!

今夜は、琉球ボクシングジムでボクサーたちの練習を眺め、さっき帰ってきました。

で、次はスポーツの話題でいこう、と24時間ほど前に書いた気もしますが、急遽、
「沖縄県知事選挙を振り返って・3」
であります。スポーツファンの皆さんも、ぜひ読んでみてくださいね。

                *

かゆいところに手が届くブログがある。

けさ(12月3日朝)、深く頷きながら読んだ琉球新報の記事(社会面32面)があったのだが、それを、あの「地元紙で識るオキナワ」ブログが、さっそく紹介してくれている。
↓↓↓
http://michisan.ti-da.net/e3264648.html

12月1日付の京都新聞の記事を転載した琉球新報の慧眼と柔軟な姿勢にも敬意を表したいが、その記事に地元紙の熱心な読者であるところのブロガー「ミチさん」が、すばやく反応して、全国へ発信してくれた、そのことにも感謝したい(皆さん、この記事以外も、いろいろ読んでみてください。ミチさん、これからもがんばってください)。

京都新聞から転載されたのは、【本土の人々の覚悟問う】と題する、沖縄県知事選を受けての、新里健記者の記事。「取材ノートから」というコラムであるらしい。
新里記者は、西原町出身・京都大学卒のウチナーンチュ。「復帰後」生まれの記者である。

普天間基地問題が争点となった知事選を受けて、主に大阪大正区で暮らすウチナーンチュに取材し、学習会などを重ねてきた住民が、「本土の人々」へ向けて発する声を真摯に取り上げ、読む者に熟考をうながす。

上記リンク先で全文をしっかり読んでいただきたいが、新里記者は、コラム記事の最後を、意識的に京都新聞の読者に呼び掛ける筆致で、こう締めくくっている。

《人口が集中する洛中(京都市中心部)に基地が移設されたら。湖国(滋賀県)の住民が愛する琵琶湖を埋め立てて基地が造られたら。その時も「日米同盟は重要」と胸を張って言い切れるか―。沖縄人が長く過重な基地負担を強いられてきた主因は、京都、滋賀を含む本土の人々の無関心や「無視」にある。沖縄を直視するために必要なのは、ほんのわずかな想像力だ》

新里記者にとっては迷惑な物言いになろうが、この締めくくり方、この書き方、わたしは思わず、自分が書いた文章のような錯覚におちた。

京都新聞・新里健記者の名を、わたしはきょうしっかりと脳裡に刻んだ。

がんばれ、新里健!!





同じカテゴリー(時事問題)の記事

Posted by watanatsu at 23:53 │時事問題